[スタンス・ドット]『ウェブ人間論』のやる気のない読後メモ

[スタンス・ドット]『ウェブ人間論』のやる気のない読後メモ - TODO

読みおわった 2006-12-18 21:49:39

律儀にも発売日に買ったんだけど、半分くらい読みかけて嫌になってしまって、でも明らかに生鮮食品みたいな本なので今読まなきゃ買った意味ないよなぁと思って読んだ。一ヶ月もしたら腐ってしまいそう。

  • 平野さんの発言にいちいち「そうだよね!そう思うよね!」と頷きながら、それが梅田さんに適当にいなされたり結局何の回答も示されずに次の項に行ってしまう展開に鬱屈する。
  • 本というメディアの構造的な特性を褒めちぎりつつ、この『ウェブ人間論』自体にそれが決定的に欠けていることにいらいら。
    • (そういう意味では『ウェブ進化論』の出来が良かっただけに落差が激しい。これがちくま新書と新潮新書の格の差か…という。)
    • これは絶対ウェブ上で連載して、エントリごとにトラバで集中砲火を浴びた方がよっぽど面白かったと思う。
      • 『ウェブ進化論』の時は塊で出す意味があったけど、この本の場合、細切れで話題を提供した方がトラックバックセンターとして広がりがあったはず。
        • そういう意味で「論」ではなく「談」というのには同感。http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50711443.html
        • そしてhttp://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/44d1371944653362ef9a7b864d01faebにはもっと同感。なんで本には本の良さがあるということを知っていて、しかもそれを作家に向かって自信たっぷりに語っている人がこんな即席対談本を出しちゃうんだろうか…
        • 単著ならこんな中途半端な話題のしめ方はいくら何でも頭悪そうなので、その辺をカバーするための対談というテクニックなのか。
        • もしかして「50%の完成度でサービスを出す」の書籍バージョンか…しかしあれはどんどんブラッシュアップしていけるからこそのテクニックであって、出したらあとは一人歩きする書籍に適用しちゃいけないよなぁ…

  • 結論としてはつまり選民思想2.0かという
    • 優秀な人が社会をよくしようとする意志よりも自分の心地よい世界を求めて逃げ去ったあとには逃げる力のない人たちの死屍累々…
    • とるべき道が社会改善かサバイバルかと若者に問われたときに、「いやぁサバイバルでしょ、とにかく好きなこと出来るところへ行ったらいいんじゃない」とかしれっと言うヨーダは嫌だ…


出てくる話題があんまりにもあっちこっちで話題になってる事ばっかり(しかも各エントリの方がまだ掘り下げがある)なのでブクマのホットエントリでもあさって項目ごとに注作れば便利だよねと思ったけどそれは編集者の仕事だと思ったのでやめました…。仕事しようよ。


特設サイトにhttp://sci.gr.jp/project/korekara/みたいなリンク集作ったり、各項目ごとに読者参加のアイデアミーティングみたいなことしたら楽しいかも知れない。そういうトラックバックチェーン(←今作った。センターがないからチェーン。)みたいな使い方をしないと生きない本だと思う。



一言でいうなら「問いだけが普遍的」 2006-12-18 21:51:31

回答は『知価社会』や『ぼくたちの洗脳社会』で示されたビジョンから一歩も出ていないかんじ。


…ある意味巨大な釣り堀?

[Good Job!]