『ウェブ進化論』読書メモ(2/6)

『ウェブ進化論』読書メモ(2/6)

第2章  グーグル――知の世界を再編成する

  • (1) グーグルの実現する民主主義
    • >「知の世界の秩序の再編成」に「富の再分配」のメカニズムまで埋め込んだ
    • >「世界中の情報を組織化し、それをあまねく誰からでもアクセスできるようにすること」/全地球上で何が起きているかを全部閲覧できるシステム
    • >「言語を意識せずにインターネットを使えるようにする」
      • ■言葉は思考の道具。それを統一することは人の思考をひとつの枠にはめること→[道具による思考の規定]そこからこぼれ落ちる豊饒性とメリットとのバランス
    • >「ITは既存社会の枠組みの中で道具として使いこなすべき」と「ITの進歩によってはじめて可能となる新しい仕組みを是とし、人間の側こそがそれに適応していくべき」/Googleは後者の視点で世界を眺め、後者の視点で世界を作り直そうとしている=「インターネット神への信仰心
      • ■より多くの人が享受できるのか?/神のために命を捨てられる人たちなのかも。自分が適応できない人間だったら生き延びられなくても仕方ない?→遠回しに自分の首を絞めることもやむを得ずとする感覚/というより、どうせ環境は日々変わっていくのだから自分で変化を生み出してその中で生きる最初の人間になるという意識か。
  • (2) インターネットの「あちら側」の情報発電所
    • >自分の情報を「こちら側」に置かずに「あちら側」に置くほうが色々な意味で良いと確信すれば/必要な処理はすべて「あちら側」で
    • >「こちら側」のモノはコモディティになる、誰でもいいから中国で作って世界に安く供給してくれればいい
      • ■南北格差前提の将来像
    • Gmail>「作業は全部コンピュータが自動的にやるんです。そのプロセスに人間は関与させません。悪いことをするのは人間でコンピュータではありません。
  • (3) グーグルの本質は新時代のコンピュータ・メーカー
    • >ここ10年の学問的進歩は、IT産業にあまり活かされなかった
      • ■10年間、活かされない技術の進歩を支えたのは何だったのか、これからもそれ(活かされなくても追求される)は可能なのか
    • >作ったコンピュータ・システムを売る必要はない
      • ハードからソフト、システムまでを全て手がけられる資源を持った企業や人は限られる/アドバンテージを持った企業群に食い込むことはいままでと比べて容易なのか、より困難になったのか
    • オープンソースという大潮流が存在しなければ、情報発電所をゼロベースで作ることはできなかった/「あちら側」にたったひとつの巨大システムを作るときには、ソフトウェアの配布という問題は生じない
      • ■この恩恵の結果としてGoogle一人勝ちになったこと/貢献した全ての人へは環流するのか?
    • >「優秀な人間が、泥仕事を厭わず、自分で手を動かす」
      • ■これってがっかりするようなことなのか?優秀な人が管理職になったりして現場から離れるのは不幸だと思っていた。
  • (4) アドセンス――新しい富の分配メカニズム
  • (5) グーグルの組織マネジメント
    • >「抜群に優秀な連中を集め/スピード最重視で動き/組織内で激しい競争を引き起こす」
      • ■絶対に普遍化できない仕組み/はじき出された人はいないのか/全部の経営者がこういう企業を目指したらどうなる?
    • >アイデアの起案自身というのはほとんど評価されない/口だけの人はダメだな
  • (6) ヤフーグーグルはどこがちがうのか
    • Googleは>編集に人を介在させない/Yahoo!>「人間の介在」を、重要な付加価値創造の源泉だと認識
      • ■より人の生きる舞台を創出できるのはYahoo!ということか/その結果がいまのYahoo!のサービスだと考えるとかなり悲しいものがあるなぁ

*1:ウチダ先生のエントリタイトルが内容を表してないし枕が半分以上だったりするので