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リスト作成グループ管理者id:Hebiの日記。
ぽつぽつリストを作りながら、はてなまわりのいろいろなことなんかも書いてたのが、リスト要素がはてなブックマーク 緑陰クリップでほぼ代用できるようになってしまったので、はてなブックマークであつめた情報についてまとめ記事を書く場所と化しています。
id:Hebi:about/ 24d/ a/ b/ d/ f/ i/ グループ:BookSynapse/MultiSynapse/あしか: Hebiのひとり断片部

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2006/03/23 (木)

[][]はてなブックマークで「テーマタグ」のすすめ はてなブックマークで「テーマタグ」のすすめ - MultiSynapse を含むブックマーク はてなブックマーク - はてなブックマークで「テーマタグ」のすすめ - MultiSynapse はてなブックマークで「テーマタグ」のすすめ - MultiSynapse のブックマークコメント

はてなブックマーク一周年まとめ記事からはやひと月半、今回は「テーマタグ」について語ってみたいと思います。

テーマタグというのは、私が勝手につけた名称ですが、記事の要素タグでもなければ感情タグでもない、そしてタグ芸ともちょっと違う、「その人にとってのテーマ」につけてまわるタグをこう呼んでいます。煩悩是道場 - はてブタグとフォークソノミー で言うところの「ひとりぼっちのタグ」も同じような意味合いであると読みました。その名も[テーマタグ探訪]というタグでそれらしきものを収集しているので、ざっと見ていただければどんなものなのかはなんとなく分かっていただけると思います。

そんな共有もできないタグつけてどうするの、ただのノイズじゃん、という考え方もあるでしょうが、私にとってはかなり便利な使い方ですし、他の人がつけているのを見るのもとても楽しみなのです。


人によって記事の価値のポイントは異なる

例えば[Web2.0懐疑]ですが、これをつけるエントリはただのWeb2.0に関するものではなく、私がWeb2.0に対して持つ危惧を指摘していたり、逆にそのエントリの内容がWeb2.0への懐疑を誘発したときにつけています。一方、Web2.0ロングテール的な側面を見たときのテーマタグとして[地下水脈]というのもつけています。

私以外の人にとってはWeb2.0というタグで用が足りてしまうエントリであっても、私にとってはその記事が[Web2.0懐疑]的なものであるか、[地下水脈]的なものであるかが、振り返ったときに最もポイントとなる部分なので、両方ひっくるめて[Web2.0]ではすまないですし、Web2.0キーワードとして含んでいない記事にもそういう要素を発見したときにも威力を発揮します。


記事には含まれない語をタグというメタ情報として付与する

もっと言えばタギングというのは、その記事には含まれない語をタグというメタ情報として付与することが最大の目的だと言えます。(要するに図書目録における件名的な機能です。統制され

かされないかでいえばタグと件名は全く違いますが。参考→司書になりたい図書館員の日記 - タグ=件名説

いまは全文検索ができないのでWeb2.0というタグも必要なのですが、将来全文検索が可能になった場合、文中でWeb2.0Web2.0と連呼しているエントリWeb2.0とつける必然性は低下します。(もちろん自分がそのタグをつけた記憶が残るぶん、必要性は皆無ではないですが)

しかし、エントリを読んで本文に直接書いていない要素や概念を読みとった場合、それを情報として付与し、(未来の自分も含む)他人と共有する手段としてタギングというのは殆ど唯一の手段なのです。

コメントではいけない理由

もちろんタグは客観、コメント主観という使い方をしている人も多いと思いますが、コメント欄に書いた場合、「このことについて書いたエントリを一覧する」のはけっこう面倒です。検索したとしても、(はてブの検索がかなりダメダメなのを棚に上げたとしても)コメントをつけた自分がその時々で違う言葉で似たようなことを言っている場合も多いです。*1

なにより、それを読んだ他の人が、似たようなエントリを探したいと思った際、タグ化されているかいないかではその可能性の高低が全然違ってきます。*2


エントリに至る過程を読者に提示する

何かの記事を書いた場合に、関連記事を列挙するのは結構あることですが、多すぎてあげきれないこともしばしばです。そんなとき、特定のブクマタグを参考記事一覧として提示できれば、そこに至るまでの思考の流れを、読者にそのまま提示できます。

加野瀬さんが時々やっているのをお見かけしますが、これが流行れば[文脈の遡及と形成]がより進むのではないかと思ったりします。


テーマタグのメリットのまとめ

  • 自分内テーマ言語化できる
    • 特に、あれとこれはつながると思ったときにさかのぼってタグをつけるのが効果的
  • 特定の話題を継続的に追いやすい
    • 似たような話題が出たときに、タグとして表示されればあれとつながる、と思いつきやすい
  • 関連記事を人と共有しやすい
    • いちいちURLを列挙しなくてすむ上に、その記事に対する自分のコメントもついている
  • その記事に対するスタンスや文脈を提示できる
    • コメントでは表現しきれない、自分なりの読み方の文脈をタグで表現する
  • エントリ化以前のネタを長期間持ち続けることで十分に練ることができる
    • 何かを読んだときの反応の留保。ブログ周辺のめまぐるしさ、時間的な視野の狭さを緩和できるかも

もちろんデメリットもある

  • タグによって思考が縛られる
    • もしそのタグが頭になかったとしたら、もっと違う側面に気付いたかも知れない
  • タグを覚えきれない・管理しきれない
    • 同じようなタグを作ってしまったり、重なり合う領域が上手くひろいきれなかったり
  • 他の人が反応しにくい
    • エントリに対して反応するみたいに、もっとタグに対して反応してもらってもいいんじゃないかとは思ってるのですが、システムブクマへの言及は気づいてもらいにくいので難しいのが現状です。
  • 他の人とは共有しにくい
    • 独自性の高い特殊なタグを共有できたらそれはそれで便利だとは思うんですけど。

後記

先頃のエントリページのブックマーク一覧の仕様変更で、人によってだいぶタグに対する考え方や使い方が違うということがよく分かったので、一つの使い方の例として、こうしてエントリにしてみました。ノイズと見られがちなタグの揺らぎや独自性に、積極的な意味を見いだす人が少しでも増えればいいなぁと思います。



関連

もっと挑戦的なタグを生み出せばいいのに、と自分はさておき思う。他人と非互換なタグばかりでも、それはそれでアンチ・ソーシャルという名のソーシャルではないだろうか。それに、新しいタグは文化を生み出す可能性がある。

youkoseki.com | 日記 | 2006/02/03

ブクマタグ芸の嵐になっているのにひとりでマジレスしている私…。

要するに紙があって点々をふっていって、で濃いところがそのエントリの本質的なところで、濃いところのほかに墨汁が垂れたような点々があって、それなんかうざったいから消したいんだけど、ただその点々は点々をつけた人が消せないのでうざいからシステム変えたらいいということになる。(中略)しかし通時性から考えると一人ぼっちタグにも意味があると思うわけで、この通時性というのは二次元的な切り方からするとそれだけしか見えないから、ノイズっぽく見えちゃうのだろう。

断片部 - これにて終了 - フォークはたてとよこと奥行きがあって初めてフォーク

「墨汁が垂れたような点々=一人ぼっちタグテーマタグ」です。似非原さんのえらいところは私みたいに口だけじゃなくて、ちゃんと一人ぼっちタグサルベージツールを作ってあったりするところです。→倒錯社 hatena reader


このエントリを書くのに使ったブクマタグ

緑陰クリップ > [テーマタグ探訪]

緑陰クリップ > [はてなブックマーク]

*1エントリと記事、はてブブクマ、自分の中では同じようなものを差しているのにその場の流れでどっちも使ってしまう言葉というのはけっこうあります。

*2d:id:comnnocomさんが「システム的にはタグメタデータとして活用可。コメントはそうではない。http://d.hatena.ne.jp/comnnocom/20060318/sommentag」という言い方をされています

comnnocomcomnnocom2006/03/23 12:30脚注*2で、b:id:mindさんがおっしゃったことになっている言葉は、多分ブクマした記事のからの引用だと思います。自分で言うのも何ですが。
何となく気持ち悪いので、書いときます。

HebiHebi2006/03/23 20:24わー、すみません確認が不十分でした。おわびして訂正します。指摘していただいてありがとうございました。

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